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2017/11
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あなたとのパレハだったから
 先日のフラメンコ教室満十年の発表会は、私にとって二つの大きな意味を持つイ
ベントとして私の心に残った。一つは、今までの発表会の中で一番多くのヌメロを
踊れたこと。セビジャーナスで始まり、ガロティン、アレグリアス、タンゴ・デ・
マラガ、そして締めのブレリアス。今まで生きてきた中で一番多く踊るということ
は、一番苦労を重ねるということにもなる。頭で整理し、体に叩き込むまでが大変
だった。娘たちに「お母さん、フラメンコやり過ぎだよ」と言われながらも、週休
二日でレッスンに通った。
 もう一つは、母への追悼ができたこと。生前の母は、年の差十五歳の姉妹がフラ
メンコを踊ることをとても喜んでくれていた。いつも自分のことより私たちの心配
をしてくれていた母。そんな母が昨年亡くなったのだ。私たち姉妹は悲しみを分か
ち合いながらも練習にのめりこんだ。「さすが姉妹、呼吸がピッタリ」との褒め言
葉がいただけたのは、母への想いを共に抱いていたからだと思う。
 そして迎えた発表会当日。自信がなくなり不安が広がったが、二人はただ母のた
めにと踊った。週休二日のスケジュール疲れも限界だったが、ギターの心引き締ま
る音色に誘われ、体は自然と動いた。カンテの美しい声にあわせて踊る達成感は、
やがて大きな喜びに変わっていった。発表会後は、妹と「お母さんが見守ってくれ
たんだね。うまくいって良かったね」と二人喜びを分かち合った。悲しみを喜びに
かえてくれた発表会だった。 

(北海道・えみ/アラコキ)

えみ20



※パセオフラメンコ12月号掲載作品
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